東恩納安弘様より扁額の寄贈がありました。
玄関先に飾り、児童生徒や来客に漢詩の醍醐味を感じて頂きたいと思います。
■東恩納さんは、伊平屋村出身の書道家で沖展の審査員もなさっている方です。
コロナ前は、村内各小学校で新春書き初め会の講師をして頂いています。
【良寛さんの漢詩】無心の巡り会い、共生を感じる詩です。(右から読む)
花無心招蝶 蝶無心尋花
はなは、むしんにしてちょうをまねき ちょうは、むしんにしてはなをたずぬ
(花は、蝶を招こうとして咲いているのではなく。蝶に、花を訪ねようという心があるのでもない。花が咲くと、蝶が飛んできて、蝶が飛んでくる時に花が咲いている。自分も、他の人々のことは知らないが、他の人々も自分のことを知らない。互いに知らないながら、天地の道理に従って生きている)
花無心招蝶 花は無心にして蝶を招き
蝶無心尋花 蝶は無心にして花を尋ぬ
花開時蝶来 花開く時、蝶来り
蝶来時花開 蝶来る時、花開く
吾亦不知人 吾れも亦 人を知らず
人亦不知吾 人も亦 吾れを知らず
不知従帝則 知らずして 帝の則に従う
※扁額とは、「横に長い額」をいいます。